平成29年7月 九州北部豪雨 緊急調査報告会を開催しました

 平成29年7月の九州北部豪雨では、流域で発生した土石流の影響等で、ため池を含む農業水利施設の一部に大きな被害が発生しました。
農業農村工学会では学会としての社会貢献の一環として、九州大学を中心とした研究者で構成された調査団を派遣しました。また、農研機構農村工学研究部門では災害対策基本法第80条に基づき、農林水産省からの要請に応じて現地に職員を派遣し災害への技術支援活動を行いました。
 これらの現地調査結果の報告会を大会講演会(日本大学生物資源科学部)の期間である平成29年8月30日(水)に開催しました。報告者は、「福岡県朝倉市の九州北部豪雨被災概況」という課題で農業農村工学会調査団長の九州大学大学院農学研究院 平松 和昭教授、「ため池における洪水・土砂災害の実態」という課題で農村工学研究部門施設工学研究領域 吉迫 宏地域防災ユニット長、「ため池SIPとため池の被災原因の分析」と題して農村工学研究部門施設工学研究領域 堀 俊和土構造物ユニット長の3名が行いました。


報告を行う平松教授


学会誌Vol.85/No.8 口絵写真 (画像クリックでPDFが開きます)
平成29年7月 九州北部豪雨におけるため池の被害