地域づくりの歴史

*地域づくりの歴史

【 土地を拓く 】
耕して天に至る棚田・段畑 (だんばた)
川が育てる平野
水田の誕生、弥生水田

【 土地に刻む碁盤の目 】
新しい村の誕生、八郎潟

【 土地に応じた開発 】
平野の拡張、新田開発
生まれ変わる湖、関東平野
農地を改良する、耕地整理
土地改良の結実、新潟平野
新しい時代の農地整備

【 水が作る国土と社会 】
国土をうるおす水の循環
水を貯める、溜池(ためいけ)
多彩な水の姿
水を取る、井堰(いせき)

【 水をつくる歴史 】
近世用排水システムの結実、見沼代用水
新田の命運を握る堰、吉井川

【 国土作りを支えた技術 】
溜池 (ためいけ)の建設
川を渡る水路
通潤橋 (熊本県)
水田の排水、暗渠 (あんきょ)

 

* 技術史を語り続ける農業水利遺構
(学会誌第77巻第10号学会80周年記念企画 : 2009年10月号)

農業農村工学の歴史を振り返るとき,その時代要請に応じた技術体系が存在していたとの推察に思いを馳せ,また,それら技術を発想し,後世に伝えてきた技術者の姿を偲んでみるのも,農業農村工学に携わる者の共通の喜びではないでしょうか。
農業農村工学会では,創立80周年の節目に,過去年輪を重ねるがごとく改修を経てきた農業水利遺構を各支部よりご紹介をいただきました。これらの歴史的建造物としての価値ばかりでなく,難工事に携わった人々がどのような技術を用いて乗り切ってきたかを学ぶことで,現代の研究者や技術者が農業水利施設の技術史的な意義に触れることができれば,編集者として幸甚であります。(第77巻第10号より)

学会80周年記念企画 -技術史を語り続ける農業水利遺構-
・ 屯田兵の開作を礎とした幹線排水路- <屯田川幹線排水路(灌漑溝)
・ 不毛の泥炭湿原を豊穣の大地に一変させた <篠津運河)>
・ 稲生川用水に学ぶ三本木開拓の精神と技術 <稲生川用水
・ 四百年の時を通して受け継がれる水利改良 <因幡堰
・ 今も生きる幕府の窮乏を救った紀州流の技術 <見沼代用水
・ 三方原台地の開拓と農業水利 <三方原用水
・ 近代化され進化する農業用水ネットワーク <濃尾用水(宮田用水路、木津用水路、羽島用水路、犬山頭首工)>
・ 本邦初の大規模合口事業に始まる地域農業発展の礎 <常東・常西合口用水
・ 三百年を経てなお地域を潤す農業用水路 (小田井水路) <龍之渡井>
・ 国家的大事業とともに <東西用水
・ 地域の象徴 <満濃池
・ 我が国に現存する唯一の大規模石堰 <筑後川:山田堰および堀川用水路
・ 五老ヶ滝川を跨ぐ石造りの水管橋 <通潤橋