建設系CPD協議会「建設系技術者の継続教育を考えるシンポジウム2015」開催される (2015年11月)

“土木の日”でもある平成27年11月18日(水)に、建設系分野でCPD制度を運用する学協会が加盟する「建設系CPD協議会」主催の標記シンポジウムが、東京都港区の建築会館ホールに於いて開催されました。本シンポジウムは、建設系分野でのCPD制度に関する情報提供を行うことで、さらに充実した継続教育活動が展開されることを期待し開催しているもので、今回で第7回を数えました。当日は雨天のもかかわらず107名の方にご参加いただき、今吉専門部会長が総合司会をつとめ、岩崎和巳協議会会長の開会挨拶で幕を開けました。

プログラムは第一部として 国土交通省の富山 英範氏(大臣官房 技術調査課建設技術調整官)より「公共事業における技術者評価の必要性と活用上の課題」と題してご講演をいただき、建設業界における担い手の中長期的な育成と確保の促進の重要性、発注者側の受注者を選ぶ能力の高度化と技術者の能力の見える化の必要性、国土交通省による民間資格を活用した「技術者資格登録制度」の取組み状況、総合落札方式におけるCPDの活用状況、などについてご講演をいただきました。

第二部は、前半はプログラム提供者の立場から2団体、プログラム利用者の立場から建設会社と建設コンサルタントの計4団体から「取り組み事例」についての報告がなされ、後半は第一部の富山講師も交えて「継続教育の現状・課題そして今後」と題したパネルディスカッションを行い、技術者個々の継続教育に向けた取り組みと利用者ニーズ・要望などについて活発な議論が展開されました。
最後に高木譲一協議会副会長の挨拶をもってシンポジウムは閉会しました。また、開催中はロビー脇のホールに於いて加盟10団体のパネルと、2団体の紹介パンフレットを展示しました。