農業用ダム研究会シンポジウムの開催について

 農業農村工学会では、2025年度に農業用ダム研究会の第9期研究期間(2021年~2025年の5年間)を終了したことから、この間の当研究会の研究成果を広く農業用ダム技術者へ周知するとともに、参加者が抱える各ダムの技術課題の解決に向けた糸口を見いだすことを目的に開催します。
 近年、度重なる豪雨等を踏まえた流域治水への対応、2011年に東北地方を襲ったプレート型巨大地震による大災害等を踏まえた巨大地震への対応といった、国土の強靭化を必要とする意識が国全体に高まってきました。また、ダムの長期供用が進む中、第9期では、従来の施設工学、ダム工学の知識に加えて保全管理工学という新たな学問体系の検討・整理に取り組みました。このため、今回のシンポジウムが国土強靭化等に向けたダム技術の更なる発展にとって大きな契機になることを期待しています

1. 日 時
  2026年10月8日(木) 13:30~17:00

2. 場 所
  東京大学弥生講堂一条ホール 東京都文京区弥生1-1-1 東京大学農学部内

3. プログラム
  13:30~13:40 挨拶    ・ダム研究会委員長 田中 忠次
                ・農林水産省農村振興局 未定
  13:40~17:00 講演   
      1) ダム・ため池の耐震技術の開発
        フィルダム等斜面の豪雨および地震に対する安定性統合解析法について
                 東京農工大学名誉教授  向後 雄二
        弾塑性動的応答解析によるため池堤体の破壊予測の検証
         ー地震時の堤体土の強度低下特性の評価とその影響ー
                 茨城大学名誉教授    毛利 栄征
      2) ダム・ため池の気候変動への対応
        ため池事前放流による洪水軽減効果の簡易推定法とその総合化
                 神戸大学名誉教授    田中丸治哉
        気温上昇を想定した豪雨によるため池リスクの統計的検討(仮題)
                 岡山大学教授      西村 伸一
      3) ダム・ため池の改良・再開発
        ため池堤体の豪雨耐性の強化に向けて
         -ガビオンマットレスを用いた越水保護工の提案と技術開発-
                 新潟大学名誉教授    森井 俊廣
      4) ダム・ため池の保全管理に関する機能評価技術の開発
        地下水位の潮汐応答分析による地下ダム機能評価法の開発
                 農研機構グループ長補佐 白旗 克志
        ため池底樋の内部を点検する装置の開発
                 農研機構研究領域長   森  充広
      5) 「農業用ダム保全管理工学」の概要
                 大阪公立大学准教授   木全 卓
  17:00 閉会の挨拶       ダム研究会顧問 青山 咸康

4.参加費  無料

5. 参加登録先
  https://questant.jp/q/dam_2026symposium(当日参加も可)