学術フォーラム : 連続シンポジウム 「巨大災害から生命と国土を護る」 総括

 平成24年11月29日(木)に、日本学術会議講堂で学術フォーラム(第8回) 「巨大災害から生命と国土を護る -三十学会からの発信-」 が開催され、当学会を代表して塩沢 昌 会長が講演されました。
 この学術フォーラムは、「東日本大震災の総合対応に関する学協会連絡会」 が企画運営し、日本学術会議が主催するもので、昨年12月から7回にわたって連続して開催してきたシンポジウムを総括する目的で開催されました。
 また、同連絡会は日本の国土・社会・産業基盤に関わる24の学協会が集まって昨年5月に結成され、農業農村工学会も当初からこれに加わり、声明の公表やシンポジウムの運営に参画してきました。第3回シンポジウム 「減災社会をどう実現するか」 において佐藤洋平元会長が 「東日本大震災を踏まえて農業農村から減災社会を考える」 をテーマに基調講演をされました。今では30学協会が参画しています。

 第8回に当たる学術フォーラムは、30の学協会から会長が出席し、4つのテーマに分かれて講演とパネルディスカッションが行われました。
 当学会は、他の8学会と共に 「自然災害と国土保全」 のテーマを担当し、塩沢会長が 「災害に強い農業生産基盤の整備と国土保全」 と題して講演し、災害と向き合ってきた地域の地理と歴史を踏まえ、人が定住し継続的に農業が営める条件を整備することが減災社会の実現と国土保全につながることを明示されました。
詳細は、防災学術連携体サイトで見ることができます。
http://janet-dr.com/060_event/20121129.html