農業農村工学会のあゆみ

明治33年 上野英三郎 (近代農業土木の始祖) 東京帝国大学農科大学にて農業土木学を開講
明治38年 耕地整理法改正 (灌漑排水に関する事業も実施できるようになる)
明治40年 耕地整理担当技術者を集め耕地整理研究会発足 (農業土木学会の前身), 耕地整理研究会報発行
昭和 4年 農業土木学会創立 (耕地整理研究会を継承 会員約2,500名), 会誌 農業土木研究発行
昭和 6年 農業土木ハンドブック出版
昭和26年 農業土木学会賞創設
昭和34年 創立30周年記念式典挙行
昭和35年 論文集として農業土木研究別冊を発行
昭和37年 応用水理研究部会及び土壌物理研究部会を設置
昭和38年 畑地灌漑研究部会及び材料施工研究部会を設置
昭和40年 農業土木研究を農業土木学会誌と改称(月刊)。 別冊は農業土木学会論文集と改称
昭和42年 農業土木会館が完成し,入居
昭和43年 第1回中央研修会を開催
昭和44年 創立40周年記念式典挙行
昭和45年 社団法人として許可
上野英三郎氏の功績を讃えて上野賞を創設
昭和46年 農村計画研究部会を設置
昭和48年 冨士岡研究奨励金設定
農業水利研究部会を設置
昭和54年 創立50周年記念式典挙行
農業土木史刊行。映画 「水と大地」 製作
農地保全研究部会を設置
昭和57年 農業土木学会英文誌 (Journal of Irrigation Engineering and Rural Planning) 刊行
昭和63年 応用水文研究部会及びバイオホロニクス研究部会を設置
平成元年 創立60周年記念式典挙行
自然の中の人間シリーズ 「川と人間」 刊行
平成 2年 個人及び法人からの拠出金並びに上野賞基金,冨士岡研究奨励金を統合し学術基金を創設
学会賞を見直し技術奨励賞及び著作賞を創設
平成 3年 農村道路研究部会を設置
平成 6年 高度技術セミナー開講
平成 8年 農業土木学会英文誌を Rural and Environmental Engineering(REE)に改称
平成 9年 研究集会・講習会を開催
学会ホームページを開設
韓国農工学会と 「農業工学分野の国際協力のための協定」 を締結
平成10年 バイオホロニクス研究部会を解散
平成11年 創立70周年記念式典挙行
「水土を拓いた人びと」 刊行
畑地灌漑研究部会を畑地整備研究部会に、応用水文研究部会を水文・水環境研究部会に改称
平成12年 改訂六版農業土木ハンドブック発行
学会賞に論文奨励賞、技術報告賞及び功労賞を創設
日本技術者教育認定機構(JABEE)への参画
平成13年 農業土木技術者継続教育機構の設立
農業土木のビジョン 「新たな <水土の知> の定礎に向けて」 を公表
学会賞に環境賞及びメディア賞を創設
平成14年 第1回水田農業地域における農業工学の技術者育成に関する国際会議を開催(京都)
農業土木技術者倫理規程,策定・公表
農業工学関連分野JABEE大学訪問審査開始
第3回世界水フォーラム(WWF3)プレシンポジウム開催
平成15年 国際水田・水環境工学会 (PAWEES) 発足
国際誌 (Paddy and Water Environment) 創刊 (Springer社より)
第2回水田農業地域における農業工学の技術者育成に関する国際会議を開催(京都)
第3回世界水フォーラム (WWF3) への参画
水土文化、資源循環、農村生態工学の各研究部会を設置
PDE協議会への参画
建設系CPD協議会への参画
平成16年 農業土木学会災害対応特別委員会を設置
農業農村情報研究部会を設置
平成17年 国際防災年への参画
農業土木学会名称検討委員会の設置
JABEE大学院審査シミュレーションの実施
学会賞を見直し優秀論文賞、優秀技術賞、優秀技術リポート賞、教育賞、歴史・文化賞、地域貢献賞、
国際貢献賞、並びに沢田賞を創設
農業土木技術者継続教育機構通信教育試行の開始
学会の名称変更に関する答申
学会の個人情報保護に関する基本方針制定
平成18年 学会入会促進強化キャンペーン実施
農業土木学会誌を 「水土の知 -農業土木学会誌-」 に変更し内容を充実 (19.1~)
産学連携セミナーを開催
第5回水田農業地域における農業工学の技術者育成に関する国際会議を開催 (宇都宮)
平成19年 (社)農業農村工学会に名称変更する定款の改正 (19.6.29文部科学大臣認可)
名称変更を記念するシンポジウム 「農業農村工学会に期待する」 を開催
平成20年 農業土木技術者継続教育機構を技術者継続教育機構に名称変更
公益法人制度改革により特例民法法人 (特例社団法人) に移行
学会事務局に継続教育部を設置
平成21年 農業農村工学に係わる技術者の倫理規程の一部改正
創立80周年記念式典挙行
「水土を拓く -知の連環-」刊行
農業農村工学会誌 (総称) 総目次 (第6集) の刊行
第8回水田農業地域における農業工学の技術者育成に関する国際会議を開催 (インドネシア)
国際水田・水環境工学会 (PAWEES)国際ジャーナル (Paddy and Water Environment) がトムソン・ロイター社のSCIに収録
平成22年 「改訂七版農業農村工学ハンドブック」 刊行
農業農村工学会COP10対応シンポジウム 「農村における生物多様性の保全」 を開催
東日本大震災対応特別委員会を設置
平成23年 総会において公益社団法人移行を決定
東日本大震災シンポジウムを開催
Webを使用した研鑽記録登録システム運用開始
論文集電子投稿・査読システム運用開始
平成24年 公益社団法人として4月1日に登記
第11回水田農業地域における農業工学の技術者育成に関する国際会議を開催(タイ)
技術者継続教育機構創立10周年記念事業を実施
平成25年 九州支部を九州沖縄支部に改称
学会賞に優秀報文賞を創設
平成26年 農業農村整備政策研究部会を設置
学会ホームページに会員専用サイトを開設
平成27年 農業農村工学会論文集をオンラインジャーナル化
第7回世界水フォーラムに出展
世界水会議 (WWC) に加入
全国土地改良優良工事等表彰式等を開催
「農業農村工学会メールマガジン」 配信開始
平成28年 大会講演会においてスチューデントセッションを実施
広報委員会として大会講演会と同時に一般市民向け展示会を開催
熊本地震対策本部および台風10号対策本部を設置
日本学術会議の防災学術連携体主催の報告会・シンポジウムに参加
平成29年 「2050年農業農村の姿」 ポスター及びミニ動画 「こりゃ映像!」 を募集し、大会講演会で表彰
広報委員会が大会講演会時に高校生向けの模擬授業と大学生向けの就職セミナーを開催
九州北部豪雨災害対策本部を設置し、現地調査を実施
福島復興・廃炉推進に貢献する学協会連絡会へ参加
平成30年 明治150年ポスターを大会講演会で展示、またミニ動画 「こりゃ映像!」 を募集し、大会講演会で表彰
平成30年7月豪雨非常災害及び北海道胆振東部地震の対策本部を設置し、前者は大会講演会時に緊急報告会を開催
PAWEES-INWEPF国際会議奈良2018を開催
学会創立90周年記念式典準備委員会を設置
秋田県立金足農業高等学校に感謝状を贈呈
令和元年 学会創立90周年記念式典としてロバート キャンベル氏の記念講演を行い、
人材育成として継続教育に取り組んでいる賛助会員56団体に感謝状を贈呈するとともに、
農業農村工学標準用語事典(改訂第6版)を出版。
記念事業として、第68回大会講演会において農業農村工学 大ICT展示会と記念シンポジウムを実施。
ミニ動画「こりゃ映像!」を募集し、大会講演会で表彰。
技術者継続教育機構が「CPD 技術者サポート票」無料ダウンロードサービスを開始
令和2年 コロナ渦で、第69回大会講演会はWeb開催に変更して開催。1,000名を超える参加。
ミニ動画「こりゃ映像!」を募集し、大会講演会時にWebで公開。また、すべての支部大会もWeb開催。
学生会員を支援するため、年会費及び大会参加費は免除。台湾で予定していたPAWEES国際会議は2021年に延期。2020年度のJABEE認定審査は2ヶ年計画で取り組む。CPD制度の見直しとして運営細則を定めた。
令和3年 コロナ禍で、第70回大会講演会はオンライン開催し、1,300名を超える参加。
ミニ動画「こりゃ映像!」を募集し、表彰。また、すべての支部大会もWeb開催。
学生会員を支援するため、2021年度も年会費及び大会参加費は免除。博士人材の確保・育成のため、
新たに支援事業として修士課程学生を募集。延期していたPAWEES国際会議(台湾)をWeb形式で開催。
JABEE審査もコロナ禍で2年間にわたり実施。
日本技術士会が技術士登録簿にCPD活動の実績を追加したことに対応して学会も連携して取り組む。
令和4年 3年ぶりに現地開催とオンライン配信というハイブリッド形式で大会講演会を開催し、1,185名の参加があり、
また、支部大会も4支部で現地開催となり、With/Afterコロナを見据えた学術交流の進展が図られた。
学生会員を支援するため、2022年度も年会費及び大会参加費は免除。
博士人材の確保・育成のため、2023年度の課題を募集。
国際水田・水環境工学会(PAWEES)2022福岡大会(創立20周年)もハイブリッド形式で開催。
技術者継続教育機構創立20周年記念シンポジウムを開催。
令和5年 愛媛大学で行った大会講演会は、4年ぶりに交流会も行い、現地開催とオンライン配信というハイブリッド形式で、1,283名の参加があり、また、支部大会も5支部で現地開催となり、With/Afterコロナの中、新たな学術交流の進展が図られた。大会講演会では、2023年3月16日の理事会において「農業農村工学はデジタル技術を活用した成長分野に貢献する学術・技術領域であり、学部再編の拡充分野であること。」を緊急要望として決議したことを受けて、デジタル技術に関するシンポジウムを開催し、また、新たな取組として男女共同参画に関するシンポジウムも開催した。
学生会員を支援するため、今年も年会費及び大会参加費は免除。
博士人材の確保・育成のため、2024年度の課題を募集。
国際水田・水環境工学会(PAWEES)2023国際会議は韓国の釜山で開催。