2020年度(第69回)農業農村工学会大会講演会は、8月25日~27日の3日間、鹿児島大学での開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染回避、開催大学への配慮等会場確保の面から、WEB形態で大会講演会を開催しました。参加者は1013名となり最大規模の大会となりました。
大会期間中の3日間、一般講演発表などがWeb会議ツール(Zoom)を用いて4会場で繰り広げられ、口頭発表199件のほかポスター発表など計413件の研究発表が行われました。さらに、新型コロナウイルス感染拡大に対する学生への経費負担軽減の観点から、学生の参加費を無料とし、多くの学生が参加しやすいよう配慮しました。
今大会は、民間企業等29社の協賛と例年以上の参加者により、WEB開催にもかかわらず活気に満ち、コロナ禍の新たな学術交流のモデルが示された大会講演会となりました。
【大会講演会の概要】
期 日 : 2020年8月25日(火)~27日(木)
会 場 : Web開催
参加者 : 1,013人 (2019 : 929人) 一般 831人 学生 182人
挨 拶 : 大会運営委員長 籾井和朗(動画配信)、学会長 平松和昭(動画配信)
来賓挨拶: 農林水産省農村振興局次長 奥田 透様(動画配信)
学会賞 : 受賞者一覧
学術賞 1件1名 (鬼丸竜治氏)
上野賞 2件6団体 (東北農政局農村振興部 ・山形県 ・ 農研機構農村工学研究部門)、
(沖縄総合事務局農村振興課 ・ 沖縄県農林水産部 ・ 伊江土地改良区)
沢田賞 1件1名 (鈴木哲也氏)
研究奨励賞 4件4名、 優秀論文賞 2件8名、優秀報文賞 4件14名、 優秀技術賞 2件4名1団体、
優秀技術リポート賞 7件16名、 著作賞 2件2名、 歴史・文化賞 1件1名、地域貢献賞 2件2団体、
国際貢献賞 2件2名、功労賞 2件2名
一般講演: 8月25日(火)~27日(木) 4会場
Zoomによる口頭発表 一般135課題 (2019 : 282課題) スチューデントセッション 13課題 (2019: 40課題)
企画セッション12件51課題 (2019:17件)
ポスター発表 一般68課題 スチューデントセッション 4課題 (2019: 53課題) ポスター賞 なし
要旨のみ掲載 一般118課題 スチューデントセッション9課題 企画セッション4件15課題
交 流 会 :なし
現地研修 : なし
こりゃ映像!2020 :
最優秀賞
・野洲川土地改良区 鍋家可捺氏 「豊かな実りを育む水~水の守り人~」
優秀賞
・篠山土地改良事務所整備課
「コロナ禍最前線で働くみなさまへ~ハートの形をしたため池より愛をこめて」
・富山県土地改良事業団体連合会 竹沢良治氏
「農業用水路の安全対策 ~用水路事故のない地域づくりを目指して~」
・富山県農村整備課 江蔵 拓氏 「土地改良事業を契機とした新たな地域営農の展開in富山県三ヶ地区」
協賛企業等 : 29社(五十音順)
・青木あすなろ建設株式会社・インフラテック株式会社・インフラ保全技術協会・NTCコンサルタンツ株式会社
・株式会社奥村組・強化プラスチック複合管協会・株式会社クボタ・株式会社熊谷組・株式会社鴻池組
・佐藤工業株式会社・サンスイコンサルタント株式会社・株式会社三祐コンサルタンツ・JFEエンジニアリング株式会社
・清水建設株式会社・株式会社ジルコ・積水化学工業株式会社・中央開発株式会社・東急建設株式会社
・戸田建設株式会社・飛島建設株式会社・内外エンジニアリング株式会社・日本工営株式会社・株式会社フジタ
・ホクコン・株式会社北陽・前田建設工業株式会社・三井住友建設株式会社・みらい建設工業株式会社
・Re-パイプシステム工法協会