2021年度大会講演会シンポジウム「農業村工学に関する博士人材のキャリアパス 」

1.主旨
 博士課程の院生が減少し、農業村工学研究者・教育者が育たない危機感から、農業村工学に関するキャリアパスのあり方を議論する。 関係分野の人材育成の取組、研究支援事業による制度の紹介などを提供し、これから博士課程に進学を検討している学生はもとより、産官学の関係者と議論を行い、戦略的な博士人材のキャリアパスを議論する。

2.主催
 農業村工学会 研究委員博士育成制度研究小委員会

3.日時
 2021年9月1日(水)11:00~12:40

4.講演者
 開会の挨拶 学会長 平松和昭
 (1)「農業村工学系大の抱える課題と対策」学会事務局長 中 達雄
 (2)「農村工学研究部門の人材育成へ取組」農研機構 農村工学研究部門 所長 藤原信好
 (3)「建設コンサルタツの人材育成への取組」学会副会長 森 博信 (三祐 コンサルタツ )
 (4)「博士課程学生ための支援事業 博士支援制度の概要」博士人材育成制度研究小委員会委員長 吉田修一郎
 (5) 意見交換

5.参考配布
 学会誌 89巻6号小特集「研究・教育を担う人材育成と学術評価のあり方」 報文および特別寄稿
【報文】
 「博士課程の学生との交流を通じた研究室の活性化」岐阜大学応用生物科学部 乃田啓吾ほか
 「実践型教育の現状と産学官連携による人材育成の取組み」福島大学農学群食農学類 申 文浩
 「開発途上地域における農業研究と求められる人材」国際農林水産業研究センター 進藤惣治ほか
【特別寄稿】
 「博士後期課程から公設試験場へのキャリアパス」北海道立総合研究機構中央農業試験場 小杉重順
 「フィールドサイエンティストの育成意義と異分野との交流」国立環境研究所福島地域協働研究拠点 辻 英樹
 「学生への卒業研究指導を通して得た気づき」 北里大学獣医学部 島本由麻
 「私にとっての博士号取得の動機と意義」 (一社)地域環境資源センター 草光紀子
 「農業土木コンサルタント業務での博士活用の課題と提案」(株)三祐コンサルタンツ 伊藤夕樹
 「博士課程と建設コンサルタントの私」 NTC コンサルタンツ(株) 長岡誠也
 「農業農村工学の人材育成に望むこと」 (株)安藤・間建設本部土木技術統括部土木設計部 塚田泰博
 「社会人から目指した研究者への道」 農研機構農村工学研究部門施設工学研究領域 泉 明良
 「“高専発高専行”の大学院生活」 松江工業高等専門学校環境・建設工学科 周藤将司
 「行政職としての博士課程取得の意義」 内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局 金子武将
 「地方国立大学出身の学位取得者のキャリアパス」 国際農林水産業研究センター 岡本 健