大会企画セッション「農業水利施設の表面被覆工法における品質評価試験のあり方」の発表者募集

企画セッションテーマ「農業水利施設の表面被覆工法における品質評価試験のあり方」

1.本セッションの目的
 農業水利施設のストックマネジメントの取り組みが始まって10年以上が経過しています。この間,補修技術に関しては,工種ごとに「補修・補強工事に関するマニュアル」が整備され,品質規格値を満足した材料による補修が進められています。
 しかし,それにも関わらず,施工後早期あるいは耐用年数を迎える前に補修材料に変状が発生するものも散見されています。これらの要因として,農業水利施設特有の施工環境の影響や,農業水利施設に求める補修材料の要求性能や試験条件が現実と合致しているか,など,議論の余地があると思います。
 本企画セッションでは,農業水利施設の表面被覆工法を対象として,マニュアルの品質規格値の設定や,試験方法のあり方などについて議論することを目的としています。

2.原稿の募集
 本企画セッションはオープンタイプです。学会員の皆様から,上述の目的に合致した最新の情報やご意見等の原稿を募集いたしますので,発表をご希望の方は,以下の応募の手順に沿って,事務局あてにお申し込みをお願いします。多数の投稿をお待ちしています。
 なお,今回の対象は,開水路等のコンクリート構造物の表面被覆工法に限定させていただきます。

3.応募の手順
 発表を希望される方は,3/18(木)までに発表者,所属,発表タイトル,概要(字数制限なし,図表入りでもかまいません),連絡先を以下の事務局にお申し込みください。趣旨にあうかどうかを事務局で議論し,採否を応募者に返信いたします。
 採択された方は4/9(金)までに学会大会原稿要旨の要領で原稿を執筆し,Web投稿をお願いします。Web投稿で必要となる振込画像データは,当方よりお送りします。なお,講演申込料は事務局で負担しますが,大会参加費の支払いは必要になりますので,ご注意ください。

4.発表申し込み先(事務局)
(国研)農研機構 農村工学研究部門 施設工学研究領域 施設保全ユニット 川邉翔平
E-mail  skawabe-kikaku4@affrc.go.jp

留意点:
・不明な点がありましたら,事務局までメールでお問い合わせください。
・発表希望者多数の場合には,事務局側で採否を決定します。あらかじめご了承ください。
・発表原稿等の様式等,詳細については,農業農村工学会誌1月号や農業農村工学会HPをご確認ください。

【参考】企画セッションの構成(予定)
 ①趣旨説明:5分
 ②発表(5件程度):最大65分
 ③総合討論:30分

(期待する原稿の例)
・現行の品質規格を決定する際に議論になった点
・補修工法の追跡モニタリングの事例やモニタリング技術の紹介
・「補修・補強工事に関するマニュアル」の品質規格値と現場施工した品質評価結果との比較による検証事例
・現行の品質規格試験における課題
・表面被覆工法に適した新たな試験方法の提案 など

オーガナイザー:
(国研)農研機構 農村工学研究部門 施設工学研究領域 施設保全ユニット 森 充広