東京フォーラム(農村振興研修会)において平松会長が挨拶

令和4年度東京フォーラム(農村振興研修会)は、全国農村振興技術連盟と農業農村工学会との共催により、令和5年2月22日、Web会議システムにより開催されました。主催者の一人として、農業農村工学会の会長である平松和昭九州大学教授が挨拶を行いました。
平松会長は、今回のテーマである「農業農村の情報基盤整備の推進」の意義を述べられました。

今回の東京フォーラムは、近年のデジタル技術は急速に発展しており、人口減少、高齢化が進行する農村地域において、農業農村整備事業の実施に当たっても、スマート農業に代表される農業のデジタルトランスフォーメーションにより工程そのものを大きく変え、働き方の改善を含め生産性を高めていくことが必要であり、本日の研修会は、まさに的(まと)を得た企画と理解しています。
農業農村工学会としましても、これらの課題に技術面から支援する「農業農村整備に関する技術開発計画」の推進に関わっております。この中で、農業・農村が目指すべき姿として、「スマート農業の推進による生産性・持続性の高い農業」や「デジタル技術の活用により管理・更新が省力化・効率化された農業水利施設が支える農業」などすべての姿に「農業農村の情報基盤整備」の推進が共通の技術であり、技術開発の推進と共に、「農業・農村が目指すべき姿」を研究課題として博士人材の育成に力を入れております。そして、大学と行政との戦略的な連携、6つある各支部や14ある研究部会の活動などを通じて、いろいろな取組を進めていると述べられました。


挨拶を述べられる平松会長