東京フォーラム (農村振興研修会) において山路副会長が挨拶

 令和元年度東京フォーラム(農村振興研修会) は、全国農村振興技術連盟と農業農村工学会との共催により、令和2年2月20日、東京都千代田区にある科学技術館サイエンスホールにおいて開催されました。 主催者の一人として、農業農村工学会の副会長である山路永司 東京大学教授が挨拶を行いました。
 山路副会長は、栄えある梶木賞並びに広報大賞を受賞された方々にお祝いを申し上げ、今回のテーマである 「農業農村の多面的機能の保全対策」 の意義を述べました。 『令和2年度予算の政府原案では、重点事項として 「農山漁村の活性化」 があげられ、日本型直接支払などの施策が盛り込まれている。 しかし、「多面的機能支払交付金」 は活動を支える地域住民の減少や高齢化により継続が厳しい地域がみられる状況になっている。 一方、多面的機能を守る活動に協力したい人が7割で若い人ほど積極的な傾向があるので、農業・農村の価値をしっかり伝える必要がある』 と挨拶しました。
 今回の東京フォーラムのテーマはまさに、的を射たものであり、農業農村工学会としても、特に若い技術者や研究者の人材確保と育成が重要な課題であると認識しており、6つある各支部や14ある研究部会の活動などを通じて、いろいろな取組を進めていると述べました。


挨拶をする山路副会長