日本学士院新会員に農業農村工学会 名誉会員 丸山利輔先生 (石川県参与・京都大学名誉教授) が選ばれました

 日本学士院 (塩野宏院長) は12月12日、2007年6月に日本学士院賞を受賞した丸山利輔京都大学名誉教授、2016年にノーベル医学生理学賞を受賞した大隅良典東京工業大栄誉教授(73)ら9人を新会員に選びました。
 日本学士院会員は、学術上の功績が顕著な科学者から選定される特別職の国家公務員。 会員数は人文科学66人、自然科学70人の計136人となっています。
 丸山利輔先生の業績は、「主要河川の流域全体における用水の需要と供給を体系的に分析し、循環利用の方策を立案した。 岐阜県郡上市出身。85歳。」 となっています。

 丸山利輔先生は、第13期 (H4.8.1~H6.7.31) の学会長を務められました。 昭和31年京都大学農学部農業工学科を卒業後、農林省農業技術研究所農業土木部勤務を経て、昭和41年京都大学農学部助手に着任、翌年同助教授となり、昭和45年農学博士を取得、昭和48年同教授に昇任し、農業工学科かんがい排水学研究室、平成7年より農学研究科地域環境科学専攻地域環境管理工学講座水環境工学分野を担当されました。 平成6年には京都大学農学部長・大学院農学研究科長に就任するなど要職を歴任し、平成9年退官、京都大学名誉教授になられました。 その後、日本大学生物資源学部教授を経て、平成11年石川県農業短期大学学長、平成17年石川県立大学学長に就任し、現在は石川県参与をされています。
 学会員一同心よりお祝い申し上げます。