(公財)農学会・日本農学アカデミー共同主催 公開シンポジウム 「自然からの災害に備える」 のご報告

3月9日(公財)農学会・日本農学アカデミー共同主催 公開シンポジウム 「自然からの災害に備える」 が開催され、
学会員である毛利教授と香山災害対策室長が講演

 平成31年3月9日(土)、東京大学弥生講堂において標記シンポジウムが開催された。
農学会は、昨年の自然災害の多発を受けて、被害の現状とこれからの対策の在り方を問うため、今回のシンポジウムを開催した。
 この中で、農業農村工学会会員である毛利栄征茨城大学教授は 「複合災害に対峙する農業施設群による地域減災の実現」 を、香山災害対策室長は 「農地・農業用施設の被災状況と災害復旧事業制度」 を講演した。

 毛利教授は、最近激甚化する災害に対して、農業施設の耐性を高め、施設全体で地域活動というソフト活動と連携して減災力を高めることの重要性を、香山室長は被害状況、復旧対策、水土里災害派遣隊について説明した。なお、シンポジウムは他に森林災害、鳥獣害、災害に強い養殖業についても講演がなされた。
 農学分野でも、一瞬にして農業生産基盤を無にする自然災害に対してどのように対応すべきか、重要な課題となっていることが確認された。


毛利教授                    香山災害対策室長