農業農村整備政策研究部会の概要

1.趣 旨

農業農村工学分野において研究・開発された技術は、我が国の農業農村の発展を目的とした農業農村整備事業の実施を通じて活用されている。
このため、時代状況に適応した農業農村整備事業の展開は、農業農村工学の研究・技術開発に大きなインセンティブを与えるとともに、技術開発の成果が農業農村整備事業に生かされている。
また、平成24年3月に閣議決定された新たな土地改良長期計画を受けて、長期計画に位置づけられた政策目標を技術面から下支えすることを目的として昨年4月に農業農村整備に関する技術開発計画が策定され、この中で現場のニーズの把握・反映を強化するため、今まで以上に行政部局と試験研究機関、大学、民間企業が連携していくことが強く求められている。
こうした観点から、農業農村工学の技術を意識しつつ、農業農村整備政策の展開を研究の対象とすることは、農業農村工学の研究開発にとってきわめて重要な意義を有する。しかしながら、現状では、農業農村整備政策の意義、役割、成果などへの理解の欠如が見受けられ、危機感を覚えるとともに政策研究の必要性を強く感じるものである。
ついては、ここに、農業農村整備事業の企画・計画・実施に関与する多くの技術者が集う農業農村工学会に農業農村整備政策研究部会を設立し、研究発表や学術交流などを通じて農業農村整備政策の研究を進化・発展させ、我が国経済社会を取り巻く状況と農政の展開に対応した農業農村整備政策の推進を図り、もって我が国農業の基盤強化と豊かな農村の実現に寄与するものとする。

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