第37回日本農業工学会秋季シンポジウム「地球環境の持続性に向けた人と自然の新たな関係性」の開催

 1972年にスウェーデンのストックホルムで開催された国連人間環境会議は,地球環境問題への対応,そして食料や資源,野生生物の保護など,人と環境の問題に国際的に取り組む枠組みを示した。それから50年。農業工学分野では,食料生産,資源の循環利用,農村と都市の土地利用や人の移動などについて多くの科学技術や社会技術に関わる研究成果が示されてきたが,最近の国際紛争や国際関係の緊張化により,地球環境を脅かす資源・エネルギーや食料の不足の影響は,コロナ禍もあいまって,世界的にいまだに顕在化している。そこで本シンポジウムでは,2022年6月に開催されたストックホルム+50の報告をもとに,地球環境をめぐる動向を改めて展望する。そして,多様な専門分野を連携・融合する農業工学の特性を活かして,各分野の研究の視点や成果を紹介し,持続可能な地球環境と食料供給システムに貢献する,人と自然の新たな関係性づくりを考える。
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1.日  時 2022年10月26日(水)13:30~16:45
2.開催方式 オンライン配信
3.プログラム 司会:農業農村工学会事務局 中 達雄
 13:30 開会あいさつ
      農村計画学会長 一ノ瀬友博(慶応義塾大学)
      趣旨説明 農村計画学会 清水夏樹(神戸大学)
 13:40 基調講演
    「ストックホルム+50 報告~国連人間環境会議から50年を振り返りつつ,
     Nature の在り方を考える」 藤野純一( 地球環境戦略研究機関)
 14:20 個別講演
    「ベトナムでの間断灌漑の温室効果ガス排出削減効果と普及に向けた課題」 
                  宇野健一(国際農林水産業研究センター)
    「樹木葬墓地~人-自然,都市-農村の新たな関係性」 上田裕文(北海道大学)
 15:10(休憩10 分)
 15:20
    「農地周辺の水環境保全や水資源の効率的な利用を促進する経済的手法」 
                  竹田麻里(東京大学)
    「社会・生態システムとしての農業・農村」 橋本 禅(東京大学)
 16:10  全体質疑 進行 農村計画学会 清水夏樹(神戸大学)
 16:40 閉会あいさつ 農業農村工学会副会長 藤原正幸(京都大学)
 16:45 閉会
4. 主 催 日本農業工学会(幹事学協会:農村計画学会,農業農村工学会)
5. 参加費 無料
6. 申込方法 下記URLからお申込みください。参加申込み締切は,2022 年10 月20(木)です。
       https://questant.jp/q/37th_jaicabe_symposium
7. 問合せ先 日本農業工学会事務局(一般財団法人農林統計協会内)
       〒141-0031 東京都品川区西五反田7-22-17 TOCビル11階34号室
       TEL:03-3492-2988 FAX:03-3492-2942
       E-Mail:jaicabe@aafs.or.jp
8. その他 本シンポジウムは、農業農村工学会技術者継続教育機構の認定プログラムです。