5月15日 学会職員が青山霊園の故上野英三郎博士墓所にお参りをしました

 5月21日の命日を前に、5月15日 学会職員が青山霊園の故上野英三郎博士墓所にお参りをしました。

 上野先生は、明治末から大正期にかけ、農業土木学の基礎を作り、その事業を担う技術者を養成した現在の農業農村工学の開祖です。農商務省での講義を含む受講者は二千人を超えるとされています。教育関係では、東京帝国大学に農業土木の専修コースを創設され、これが日本の大学における農業農村工学のルーツとなっています。また、大学だけでなく、技師としての実務的手腕も大いに発揮され,河川改修,治水事業,産米増殖計画など計画立案の実施など多方面に活躍されました。


墓参した小泉専務と中事務局長

 このお墓の管理は、農業農村工学会が行っています。この墓所は海外から来る旅行客にも人気があるようです。また、先般も民放テレビ局が Hey! Say! JUMP のロケ地としてこの墓所を訪れ、社会について学ぶ番組を作ったようです。

 上野博士とハチ公の記念碑的なものは、現在、東京大学農学部内の上野博士とハチ公の像、渋谷駅前のハチ公像、上野博士の出身地である三重県津市近鉄久居駅前にある上野博士とハチ公の像、そして青山霊園の墓所の4カ所にあります。関係情報は、ここをご覧下さい。

 皆様方も散策を兼ねて出かけてみてはいかがでしょうか。
 なお、青山霊園の墓所管理費については寄付を常時受け付けています。
関心のある方は new-suido@jsidre.or.jp までお願いします。